越後の城下町 与板の名工 三代目 船津 舟弘氏(ふなつ ふなひろ)越後与板打刃物伝統工芸士 サイズ 刃巾5分5厘 全長5寸5分 桐箱付
鐵の心を汲んで打つ 研究熱心な舟弘氏、刃物の「切れ味」をとことん追求し、常に技術の向上を目指す。この「切れ味」に対する姿勢こそが最高峰の鍛冶屋の姿であり、大人気の鍛冶屋の姿である。すべての工程において神経を集中させ、特に焼入れに関しましては松炭を使い、火の赤みを見て正確な温度で焼入れを行うために、暗闇の夜行に焼入れを行う。舟弘氏は自分の刃物を研ぎ、刃物を使い、刃物の痛み・切れを自分で確かめる。舟弘氏から造りだされる作品は、ここに技あり!ここに心あり!ここに美あり!の作品である。
極上品質! 地金に和鉄を使用!!材料は当店製に吟味された物を使用してを製作しました。 こだわりの仕事! 刃物に魂を吹きこむ「焼き入れ」の時には、正確な温度も見るために暗闇の中で行う。もちろん、松炭焼き入れ! 使いやすさを求めた新デザイン 曲がり一丁白引 実際に使用する時に手の中にピタッと収まるサイズと重量そして何よりも驚かせられたのはその切れ味のよさであった。地金に使われている和鉄もいい味をだしている。自分が小学生の時鉛筆は毎日小刀で削って学校へ持っていった。その時に一番重宝したのが白書きである。勿論自分のモノではない。仕事に来ている職人さんに頼んで借りるのであるが子供の手にはこの白書きの刃の角度がとても使いよかったように覚えている。時々研ぎたての状態の時は切れ過ぎてあっと言う間に鉛筆が短くなったことも覚えている。この舟弘作の白書きこどもの時を思いださせてくれました。そして久しぶりに永く付合っていけそうな道具に出会いました。(削ろう会 道具箱 第2号より抜粋)
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